阿久根その② 寺島宗則(旧名松木公安)の旧家松木家を訪ねました。阿久根市脇本槝之浦、入り江の静かな浜辺すぐ目の前にぽっかりと見事な小島が浮かんでいました。これが変名の由来といわれる寺島です。松木家は医師の伯父の家で、かれは長野家から養子として入っています。実家も丘の斜面のすぐ上にありました。槝之浦での生活は短かったのですが、故郷の想いは強かったのでしょうね。幕末から明治黎明期の活躍はすでにご存じでしょうが、薩英戦争、それに続く薩摩藩英国留学生派遣に同行使節団、帰国後は外務卿など外交に力を発揮し、伯爵となっています。
松木家の家は当時のまま現存していますが、松木家の子孫の方がこの家で生活すべく、改装中でした。形をそのまま残して下さるようで嬉しいことです。
「アクネ、うまいネ、自然だネ」の阿久根その②